
熊本県で最大震度7、マグニチュード7.1の大規模地震が発生。熊本市では災害対策本部が設置され、市内すべての避難所の開設が指示されるなど、現在も緊迫した状況が続いています。
余震が続く中、自宅へ戻れず、車中泊を選ばれている方も多いと思います。
車中泊には建物倒壊とは別の命の危険があります。実際に2016年の熊本地震では、車中泊中にエコノミークラス症候群を発症し、尊い命を落とした方がいました。
⚠️ 緊急のお知らせ
現在は非常事態です。本記事では、命を守るために必要な情報だけを掲載しています。余計な説明はありません。最後まで読み、すぐに実行してください。
【注意】エコノミークラス症候群の怖さ
今、車中泊をしている方が最も注意しなければならないのがエコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)。
狭い車内で長時間同じ姿勢を続けると、足の静脈の血液が流れにくくなり、血の塊(血栓)ができます。
その血栓が肺の血管を詰まらせると、突然息が苦しくなったり、最悪の場合は命を落とすことになります。
10年前の熊本地震では、このエコノミークラス症候群が災害関連死の大きな原因の一つとなりました。
そのため、熊本市は車中泊避難マニュアルを整備し、健康管理を強く呼びかけているので、必ず見てください。
👉熊本市公式サイト車中泊避難を支援するためのガイドライン及びマニュアルを策定しました
今すぐ実践
次のような症状があれば、すぐに医療機関へ相談
「少し休めば治るだろう」と我慢するのは危険。命を落とす危険もあります。
体調に異変を感じたら、必ず近くの避難所スタッフや医療スタッフへ相談してください。
車中泊避難のマニュアル
熊本市は、2016年の熊本地震で多くの方が車中泊避難を余儀なくされ、その中でエコノミークラス症候群などによる災害関連死が発生した経験を踏まえ、「熊本市車中泊避難者支援ガイドライン」と「熊本市車中泊避難マニュアル」を策定。これは、災害時にやむを得ず車中泊をする方が、安全かつ健康に避難生活を送るための重要なマニュアルです。
まずは熊本市が公開している公式ページを確認してください。
👉熊本市車中泊避難マニュアル避難者向け 発災時避難編(車中泊避難場所内)
ここから、命を守るために特に重要な内容を紹介します。
① まずは避難所で受付を
車中泊を選んだからといって、受付をしないまま駐車場で過ごすことは避けてください。
行政は受付順で決めていくからです。受付が先決です!
受付を行うことで、
- 安否確認
- 支援物資の配布
- 飲料水・食料の提供
- 医療・保健師による健康確認
- 最新の災害情報
- 家族の避難状況の把握
などの支援を受けることができます。
行政は受付情報をもとに避難者の状況を把握するため、支援を受けるためにも受付を急ぎましょう!
② 車を停める場所は必ず指示に従って
駐車場所は自由ではありません。
緊急車両や救急車、消防車が通るルートを確保する必要があるため、係員の指示に従って駐車してください。
また、
- 車間距離を十分に取る
- 避難経路を塞がない
- 出入口付近に停めない
ことも重要です。
③ エンジンをかけっぱなしにしない
車中泊する前に、ガソリン満タンにしておきます。
暑さや寒さをしのぐためにエンジンをかけ続けたくなりますが、
- 一酸化炭素中毒
- 燃料不足
- 排気ガスによる事故
の危険があります。
特に周囲に壁や建物がある場所では排気ガスが滞留しやすく、命に関わる事故につながることがあります。
必要最小限の使用にとどめ、換気にも十分注意してください。
④ 水分を我慢しない
「トイレに行きたくないから」
この理由で水分を控える方が少なくありません。
しかし、水分不足は
- 脱水症状
- 熱中症
- エコノミークラス症候群
を引き起こす大きな原因になります。
のどが渇く前から少しずつ水を飲んでください。
⑤ 1〜2時間に一度は体を動かす
車内では同じ姿勢が続きます。
熊本市のマニュアルでも、
- 車の外へ出る
- 少し歩く
- 足首を上下に動かす
- ふくらはぎを伸ばす
ことが推奨されています。
夜間でも安全が確保できる範囲で体を動かしましょう。
⑥ 寝るときは座ったままではなく、できるだけ横になる
座席を少し倒しただけでは血流が悪くなります。
可能であれば、
- 後部座席を利用する
- エアマットを敷く
- 段差をなくす
- 足を伸ばして寝る
自分で横になれる環境を作ってください。
⑦ 毎日、自分の体調を確認する
避難生活では疲労が蓄積します。
毎日確認したい項目は、
- 発熱
- 咳
- 息苦しさ
- 足の腫れ
- 足の痛み
- 食欲
です。
少しでも異変を感じたら、避難所スタッフや保健師に相談してください。
⑧ 女性・高齢者・子ども・ペットへ配慮する
熊本市のマニュアルでは、特に配慮が必要な方への支援を重視しています。
- 高齢者
- 妊婦
- 乳幼児
- 障害や持病のある方
- ペット
体調が急変しやすいため、家族や周囲で声を掛け合い、異変があれば早めに相談してください。
⑨ 防犯対策を忘れない
災害時には防犯意識も必要です。
- 車は必ず施錠する
- 貴重品を見える場所に置かない
- 夜間に一人で歩かない
- 不審者を見かけたら避難所スタッフへ相談する
こんなときにも犯罪者は現れます。家族で交代しながら、車を守りましょう。
⑩ 一人で抱え込まない
避難生活では不安や疲労から体調を崩しやすくなります。
熊本市の車中泊避難マニュアルは、「車中泊は一人だけで頑張るものではない」と強調しています。
困ったことがあれば、
- 避難所スタッフ
- 保健師
- 医療チーム
- 行政職員
へ遠慮なく相談してください。
こんなときに「迷惑をかけるかもしれない」と思う必要はありません。
助けを求めることも、命を守る大切な行動です。
車中泊避難をする場所
※余震が続いている間は、自宅が安全と確認できるまで無理に戻らないでください。
車中泊避難場所として、アクアドームくまもと、熊本競輪場が案内されています。
避難所は、地震の被害状況によって新たに開設・統合・閉鎖されることがあります。
出発前に必ず熊本市の最新情報を確認してください。
熊本市では地震発生を受け、市内全域で避難所の開設を進めています。
熊本市 防災情報(避難所・災害情報)
https://www.city.kumamoto.jp/
主な避難所
※開設状況は地震の状況により変わります。必ず熊本市の最新情報をご確認ください。
避難所へ向かう際は、
- 倒壊のおそれがある建物には近づかない
- ブロック塀や電柱の近くを歩かない
- 切れた電線には絶対に触れない
- 夜間はライトを携帯する
ことを徹底してください。余震により道路状況が急変する可能性もあるからです。
車中泊避難で必要なもの
車中泊では、命を守るために必要なものを優先してください。
地震発生後72時間は特に注意
地震発生直後から72時間(3日間)は、人命救助が最優先となる重要な時間。
また、この期間は強い余震が発生する可能性が高いため、十分な警戒が必要です。熊本市でも災害対策本部が設置され、引き続き余震や被害状況を注視しています。
次の行動の徹底を。
車中泊避難の最新情報
避難所の開設状況やライフラインの復旧情報は、必ず公式情報で確認してください。
熊本市の29日未明時点の発表では、避難所182か所が開設され、2,344人が避難しています。
最後に
今回の地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
今は、不安で眠れない夜を過ごしている方も多いと思います。
しかし、命を守るためには正しい情報を知り、落ち着いて行動することが何より大切です。
車中泊を続ける方は、体調管理を最優先にし、少しでも異変を感じたら我慢せず避難所スタッフや医療スタッフへ相談してください。
この情報が、一人でも多くの方の命を守ることにつながることを願っています。。。
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