🌟親子で楽しく“防災ごっこ”完全ガイド🌟

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― 「いざというときの防災集」流・保存版 ―


🌸 はじめに(防災は“遊び”から始めよう)

日本は世界でも有数の自然災害大国。地震・台風・大雨・津波・火山噴火…どれもニュースで見ない日はありません。
「防災」と聞くと大人が真面目に議論するテーマと思いがちですが、実際に災害に直面するのは子どもを含めた家族全員です。

ところが、多くの家庭で「子どもにはまだ早い」「難しい話だから」と防災を遠ざけてしまいがち。
でも本当に大切なのは、日常の延長線に防災を置くこと

  1. 🎮 遊びながら学べる
  2. 👨‍👩‍👧 家族で取り組める
  3. 🌈 続けられる

この3つを叶えるのが「防災ごっこ」です。
この記事では 親子で楽しく学べる5つのミッション を全国のご家庭向けに詳しくご紹介します。


🔦 ミッション1:「停電ごっこ」で懐中電灯リレー

停電は、地震や台風だけでなく、大雨や落雷でも起こります。普段あたり前に使っている電気が突然消えると、大人でも不安になるものです。まして子どもにとっては真っ暗な世界は大冒険のようで、同時に強い恐怖を感じることもあります。

そこでおすすめなのが「停電ごっこ」。今の時代、停電でも起こらなければ真っ暗になることなんてありません。その考えを逆手に取った遊びです。本当に盛り上がりますし、親子のコミュニケーションにも貢献する遊びです。おもしろいですよ。

夜になったら部屋の電気をすべて消して、懐中電灯を頼りに動きます。子どもにライトを持たせ「トイレまで案内してね」と頼んでみましょう。小さなガイド役になった子どもは得意げに照らしてくれます。親が「こっちでいいの?」と少し不安そうに聞くと、ますます張り切って案内してくれます。

この体験を通じて、家の中の暗闇に慣れることができます。懐中電灯の電池が切れていないか、置き場所は取り出しやすいかなど、実際に使ってみないとわからない点も浮かび上がります。家族で「ここに置いておくと安心だね」と話し合いながら決めるのも良い時間になります。

子どもにとっては単なる遊びでも、大人にとっては大切なチェックの時間。笑い声と安心感の両方を得られるのが、この“停電ごっこ”の最大の魅力ですよ。

📝 目的

  1. 停電を体験して暗闇に慣れる
  2. 懐中電灯の置き場所・使い方を確認する

🎲 遊び方

  1. 夜になったら部屋の電気を全部消す。
  2. 子どもに懐中電灯を持たせて「トイレまで案内して!」とお願い。
  3. 親は“迷子役”になって「ほんとに大丈夫?」と声をかけながら歩く。

💡 チェックできること

  • 🔋 電池切れしていないか?
  • 📦 懐中電灯は取り出しやすい場所にあるか?
  • 🚪 廊下や階段は暗闇でも安全か?

👨‍👩‍👧 体験談

  • 「夜にやってみたら、子どもが“トイレまで怖がらずに行けた!”と誇らしげでした」
  • 「真冬の停電は危険。防寒グッズとセットで置いておこうと気づけました」


🍞 ミッション2:「非常食試食会」=おやつパーティー

非常食というと、長い間「味気ない」「美味しくない」と思われてきました。しかし、今は驚くほど美味しく進化しています。それを知らないままでは、いざというとき子どもが食べられず困ることもあるでしょう。

そこで休日に「非常食試食会」を開くのがおすすめです。テーブルに非常食を並べて「今日は非常食パーティー!」と宣言します。子どもにとっては“特別なおやつ”のようなワクワク感が生まれます。

アルファ米をカレーと一緒に食べれば本格的なカレーライス。フルーツ缶にヨーグルトをのせればちょっとしたデザート。パンの缶詰も温めれば“焼きたて”のように美味しくなります。

「これ美味しい!」「こっちは苦手かも」と正直に話し合うことで、家族の“非常食リスト”が自然とできあがります。さらに食べた分を買い足す「ローリングストック」の習慣も無理なく続けられるのです。食事の最後に、「この保存食を残しとこう」「この保存食を買い足そう」と言って、翌日にでもショッピングに行くといいですね!

防災は難しい知識よりも、安心できる味を知っていることのほうが大事。食卓の笑顔が、災害時にも心の支えになるのです。

📝 目的

  1. 非常食を“知っている味”にする
  2. 家族の好みを把握する

🎲 遊び方

  1. 非常食を食卓に並べて「今日は非常食パーティー!」と宣言。
  2. 子どもと一緒に「美味しい順ランキング」を作る。
  3. 気に入った物は備蓄を増やし、苦手な物は別の物に入れ替える。

🍴 人気の非常食アレンジ

  • 🍚 アルファ米+レトルトカレー → 本格カレーライス
  • 🥫 パンの缶詰+ジャム → 朝ごはん気分
  • 🍑 フルーツ缶+クラッカー → 簡単デザート

👨‍👩‍👧 体験談

  • 「“非常食は美味しくない”と思っていたけど、アルファ米に子どもが大喜び。常備品の仲間入り!」
  • ローリングストックを“年1回のおやつパーティー”にして、家族イベント化しました」

Column 🥫 ローリングストックってなに?

🌸 ― “備蓄”をもっとラクにする新しい習慣 ―

「非常食の備蓄をしてください」と聞くと、多くの人が「買って、押し入れに入れて、何年か経ってから食べる」…そんなイメージを持っていませんか?
でも、それだと賞味期限切れになってしまったり、「いざというときに食べたら美味しくなくて困った」なんてことにもなりがちです。

そこで登場するのが ローリングストック
名前はちょっと横文字ですが、仕組みはとってもシンプルです。


🔄 ローリングストックの基本

ローリングストックとは、簡単にいうと 「普段の食べ物を少し多めに買って、古いものから使い、新しく補充する」 という循環型の備蓄方法です。

  • 🛒 スーパーでいつもの缶詰やレトルト食品を“ちょっと多め”に買う
  • 👩‍🍳 普段の食事やおやつに、買い置きしてあるものを使う
  • 📦 使った分だけ買い足す

この繰り返しをすることで、常に新しい食品が家に備蓄されている状態になります。


🍚 なぜローリングストックがいいの?

  1. 賞味期限切れの心配がない
    → 普段から使って入れ替えるから、食品が古くなりません。
  2. 家族が食べ慣れた味を災害時にも食べられる
    → 子どもが好きなカレーやスープをそのまま備蓄できます。
  3. 収納に無理がない
    → 特別に“防災食品”を大量に買い込むのではなく、日常の食品をうまく回すだけ。
  4. 買い物の習慣とセットで続けられる
    → スーパーやコンビニに行った時に“1つ余分に買う”感覚でOK。

🥢 ローリングストックの実践例

例えばこんな流れです。

  • 月曜日:スーパーでレトルトカレーを3個購入。
  • 火曜日:夕食で1つ食べる。
  • 水曜日:また買い物に行ったら1つ追加。

これを続けるだけで、常に「2〜3個のレトルトカレー」が家にある状態になります。
同じ仕組みを缶詰・乾麺・お菓子・飲料水に当てはめれば、家全体で自然と備蓄が完成します。


👨‍👩‍👧 親子でできる工夫

子どもと一緒にローリングストックをすると、「今日はどれを食べる?」と楽しみながら進められます。お気に入りのスープやジュースを備蓄リストに入れると、災害時にも安心感がアップします。

「非常食=特別なもの」ではなく、「いつものごはんのちょっとした延長線」にしてしまう。これがローリングストックの最大の魅力です。


🌈 まとめ

ローリングストックは、

  • 「普段の食事を少し多めに買う」
  • 「食べたら新しく補充する」

この2つだけで完成する、とてもシンプルな防災習慣です。

これなら無理なく続けられますし、家族みんなが食べ慣れた味を災害時にも楽しめます。
今日の買い物からぜひ、「1つ多めに買う」を始めてみませんか?


🎒 ミッション3:避難バッグの「宝さがし」

避難バッグは用意しても、中身をきちんと確認していない家庭が多いものです。そこでおすすめなのが「宝さがしゲーム」。バッグを開けて、子どもに「中からお宝を見つけて!」と声をかけます。

懐中電灯は「勇者の剣」ホイッスルは「魔法の笛」お菓子は「秘密のエネルギー」。ただの道具が、子どもにとってのヒーローアイテムに変わります。遊びながら中身を覚えるので、いざというときも自然に取り出せます。

さらにおすすめなのは、子ども専用の小さなバッグを用意すること。水筒やタオル、おやつやお気に入りのぬいぐるみを入れておくだけで「これは自分のバッグ」と愛着がわきます。避難時に自分で持ちたいという気持ちが責任感を育て、安心にもつながります。

「バッグは大人が持つもの」という考え方から、「家族一人ひとりの大切な装備」へと変わる瞬間。それを体験できるのが、この“宝さがしバッグ”の魅力です。

📝 目的

  1. バッグの中身を確認する
  2. 自分専用の防災バッグを意識する

🎲 遊び方

  1. バッグを開けて「宝探しゲーム」として中身を見つける。
  2. 見つけたものに名前をつけて紹介する。
  3. 子ども専用のバッグを作り、必要な物を自分で選ばせる。

💎 お宝アイテム例

  • 🔦 ライト → 「勇者の剣」
  • 📯 ホイッスル → 「魔法の笛」
  • 🍬 お菓子 → 「秘密のエネルギー」
  • 🧸 ぬいぐるみ → 「安心の友だち」

👨‍👩‍👧 体験談

  • 「子どもが自分用バッグを持つことで“責任感”が芽生えました」
  • 「バッグにお菓子を入れておいたら“これなら持って逃げたい!”と笑顔に」


🚶‍♀️ ミッション4:避難所までの「冒険ウォーク」

地図やアプリで避難所を確認していても、実際に歩いてみなければわからないことがたくさんあります。道の暗さ、坂のきつさ、水たまりの有無…。それを確かめるのが「冒険ウォーク」です。

休日に「今日は避難所探検!」とテーマを決めて家を出発。子どもと一緒に歩くと、大人では気づかない小さな危険を発見できます。「ここはすべりそう」「この道は暗くて怖い」など、子どもの言葉は実際の避難時に役立つ大切な情報です。

歩いたあとは、子どもに「ぼくの避難マップ」を描いてもらうと、オリジナルの安全地図が完成します。冷蔵庫に貼っておけば、日常の中で何度も目に入り、家族全員の意識が自然と高まります。

避難訓練というと堅苦しいイメージがありますが、「冒険ウォーク」は散歩や探検の延長線。楽しさと安心を同時に手に入れることができるのです。

📝 目的

  1. 避難経路を実際に確認する
  2. 子どもの目線で危険を見つける

🎲 遊び方

  1. 「今日は避難所探検!」とテーマを決めて散歩。
  2. 道中で危険箇所や便利なスポットをチェック。
  3. 帰宅後、子どもと「ぼくの避難マップ」を描く。

👀 よく見つかる危険

  • 🌊 水たまりや側溝のふたのズレ
  • 🚗 交通量の多い道
  • 🏞️ 坂道や階段の急勾配
  • 💡 街灯が少ない通り

👨‍👩‍👧 体験談

  • 「夜に歩いてみると、暗くて危ない道が多いとわかり驚きました」
  • 「雪道でどこが滑りやすいかを実感。冬バージョンの避難ルートを考えられました」


🃏 ミッション5:「もしもカルタ」でシミュレーション

遊びながら学ぶ力は絶大です。特にカルタは、言葉と行動をセットで覚えるのに最適。手作りの「もしもカルタ」を作ってみましょう。

「もしも地震がきたら → テーブルの下」「もしも火事になったら → ハンカチで口をおおう」「もしも停電したら → 懐中電灯をつける」。簡単な行動をカードにするだけで、繰り返すうちに体が反射的に動くようになります。

親子でワイワイ遊びながら「正解!」と盛り上がる時間は、ただ楽しいだけでなく、本番の防災力を育てる真剣な練習にもなります。

📝 目的

  • 遊びながら災害時の行動を覚える
  • 反射的に体が動く習慣をつける

🎲 遊び方

  1. 「もしも〜」のカードを作る。
  2. 親が読み上げ、子どもが正しい行動札を取る。
  3. 遊びながら繰り返すことで習慣化する。

カード例

  • 🌍 「もしも地震がきたら」 → 「テーブルの下」
  • 🔥 「もしも火事になったら」 → 「ハンカチで口をおおう」
  • 💡 「もしも停電したら」 → 「懐中電灯をつける」

👨‍👩‍👧 体験談

  • 「カルタ遊びで“地震の時は机の下!”が口癖になりました」
  • 「家族全員で遊んで、笑いながら学べるのが最高」


🌈 まとめ

防災は難しいものでも特別なものでもありません。
遊びと日常に取り入れるだけで、親子の笑顔と安心が増えるのです。

  • 🔦 「停電ごっこ」で暗闇を体験
  • 🍞 「非常食パーティー」で味を知る
  • 🎒 「宝さがしバッグ」で自分の装備を意識
  • 🚶‍♀️ 「冒険ウォーク」でリアルな危険を把握
  • 🃏 「もしもカルタ」で体に覚え込ませる

全国どのご家庭でもできる5つの防災ごっこ。

何より、親子で笑い合いながら準備をする時間そのものが、家族の絆を強くし、災害時の大きな支えになるのです。


ぜひ今夜から、「停電ごっこ」だけでも試してみませんか?

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